美浦村、稲敷市や阿見町で犬・猫の動物病院をお探しなら

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手術

手術について

★当院の手術は予約制となります。

去勢、避妊手術は当院での手術の約8割を占めます。

秋から冬にかけては予約が混み合うことが多いため、余裕をもってご相談下さい。

 

 

去勢(男の子)・避妊(女の子)手術について

去勢、避妊手術とは、男の子では精巣を摘出すること、女の子では卵巣および子宮を摘出する手術のことをいいます。

これらの手術を行うと、永久に妊娠する(させる)ことができなくなります。

近年の去勢・避妊手術の目的は、これまでの「望まれない妊娠を避けるため」だけでなく、将来的に起こる可能性のある性ホルモンに関係した病気の防止や、発情徴候、スプレー行動、攻撃性、マウンティングなどの問題行動を防止することに重点が置かれています。

 

※性ホルモンに関係した病気とは

【男の子】 

前立腺肥大症:高齢の男の子に多く見られ、前立腺の肥大により、血尿や排便障害などの症

       を起こす病気です。

精巣腫瘍: 高齢になって認められる病気です。特に潜在精巣といって精巣が陰嚢内に降りていない場

      腫瘍化しやすいといわれています。

 

【女の子】

子宮蓄膿症:子宮内に細菌感染が起こり膿がたまる病気です。出産経験のない高齢の女の子

      多く見られます。この病気になった場合、緊急的な手術が必要になったり、治療が遅れ

      と死に至る可能性もあります。

乳腺腫瘍: 早期(特に初回発情前)に避妊手術を行うと病気の発症率が低くなります。       

※手術の時期

ワンちゃん:生後6ヶ月以降 

成長をみて相談させていただきます。女の子は初回発情前をお勧めいたします。乳歯が抜けていない

場合、手術時に抜歯を行うことをお勧めいたします。(抜歯には別に料金がかかります。)

 

ネコちゃん:生後6ヶ月前後の犬歯の乳歯が抜けた頃で、女の子は初回発情前、男の子はマーキングがでる前をお勧めいたします。

手術のリスク

 

麻酔について:

全身麻酔を必要とするのでそのリスクは0%であるとはいえません。中には麻酔に対してアレルギーを持っている場合や、ブルドックやフレンチブルドック、ボストンテリアなどの短頭種では呼吸器の問題が起こりやすいので注意が必要です。

 

 当院では手術のリスクを少しでも減らせるように、手術前に血液検査を行っております。手術前の血液検査で異常はあった場合はご相談をさせていただき、手術を延期させていただく場合がございます。また、短頭種のワンちゃんの場合、麻酔代金が追加でかかりますのでご了承下さい。

 

縫合糸のアレルギー反応

 手術時の縫合糸によって異物反応が過剰に起こり、アレルギー反応が出てしまうことがあります。しかし、その病因については未だ解明されていません。ワンちゃん、特にミニチュアダックスフンドにおいてこの反応が起きやすいことが知られています。当院では特にワンちゃんの手術においては、アレルギー反応を起こしにくい吸収糸を使用しております。

 

大型犬の女の子の尿失禁

 まれではありますが大型犬の女の子の避妊手術の副作用として、尿失禁(目覚め時、興奮時の尿漏れ)があるとの報告があります。発症までに手術後2年位かかるといわれています。

 

 

手術の流れ

 手術の予約には診察が必要になります。

ワンちゃん

・子犬ちゃんは3回の混合ワクチン接種(1歳以降のワンちゃんは1年以内のワクチン接種)

・狂犬病ワクチン接種

・フィラリア、ノミダニ予防

が必要となります。

6歳以上のワンちゃんは、手術前の健康診断(血液検査、レントゲン検査)

★当院にてワクチン接種を行う場合、接種後の成長を見て手術のご予約をさせていただきます。

他の動物病院で予防接種を行った場合、必ずワクチン証明書をお持ち下さい。証明書が無い場合、紛失してしまった場合は、接種をした病院で再発行をしてもらって下さい。ワクチン接種が足りない場合は当院にてのワクチン接種を行わさせていただきます。

狂犬病注射を集合注射で行った場合は、注射済み票をお持ち下さい。

1歳以上で当院以外の病院でフィラリアのお薬を処方してもらっている場合はその証明となるものをお持ち下さい。証明が無い場合や予防が無い場合は当院にてフィラリアの抗原検査を行わさせていただきます。

 

ネコちゃん

・子猫ちゃんまたはは一度もワクチン接種を行っていないネコちゃんは2回のワクチン接種

・当院指定のノミマダニ予防薬

が必要となります。

★はワンちゃんと同様になります。

ネコちゃんで妊娠の可能性がある場合や既に妊娠をしている場合は中絶手術となり、予約が取れる場合は、2回目のワクチン前に手術を行う場合もあります。ただし、出産間近の中絶手術は母体に危険が伴うため行うことはできません。中絶手術の場合手術代金が加算となります。

また、産後のネコちゃんの場合、出産後1ヶ月以降の手術となりますが、手術前のワクチン注射も必要となりますので、産後3週目位でご相談いただければと思います。

他の手術について

・腫瘍摘出手術(体表腫瘍、乳腺腫瘍、精巣腫瘍、眼瞼腫瘍 等)

・子宮蓄膿症による子宮卵巣摘出手術

・膀胱結石摘出手術

・胃、小腸切開切除手術

・臍ヘルニア、鼠径ヘルニア整復手術

等は対応しております。現在、整形外科疾患の手術、帝王切開手術は行っておりません。

 

高齢や病気の手術の場合、若いワンちゃんネコちゃんの去勢、避妊手術より手術に対するリスクが高くなります。まず、麻酔がかけられるかどうかの血液検査、レントゲン検査を事前に行った上でのご予約となります。

 

当院で対応できない手術や、予約が多く対応ができない場合は他の病院を紹介させていただく場合がございます。

 

また、歯石のスケーリングに関しましては、全身麻酔下での処置になりますので手術と同様の扱いになります。